平成25年12月11日【海老名駅西口地区のまちづくりについて】

2013-12-11

平成25年12月11日(平成25年第4回定例会第3日)
【海老名駅西口地区のまちづくりについて】

◆(久保田英賢)2番目は、「海老名駅西口地区のまちづくり」についてです。
 海老名駅西口地区では、平成27年秋のまち開きに向けて土地区画整理事業による工事が進められています。本定例会でも、当地区内における市施行工事が上程されました。鉄道が3線交わる駅前の田園地帯であったところに中心市街地をつくる例は全国的に見てもほとんどないと思います。税制面で見ても、調整区域の低い土地の評価から一気に市街化区域に編入することにより、土地の価値も大きく上がってまいります。平成30年度には、市民税、固定資産税、都市計画税でおおよそ7億円を見込めるとも聞いております。絵で見ていたものが着々と形になってくるのは本当に楽しみであります。しかし、本当にあのような絵柄になるのか、この点が非常に重要な点であります。持続可能な魅力あるまちにしていくためには、ある程度の規制もなくてはならないと思います。
 ここでお伺いをいたします。過去の議会では、市としてのまちづくりは、換地など基盤整備が完了した段階で終わるものではなく、持続的なまちづくりといった視点が必要であり、市としてもエリアマネジメント事業として取り組むと答弁をされていましたが、現在の市及び組合の具体的な取り組み状況はどのようになっているのかをお伺いいたします。

◎市長(内野優) おはようございます。久保田英賢議員のご質問にお答えいたします。
 2番目の「海老名駅西口地区のまちづくり」についてでございます。
 海老名駅西口地区のまちづくりにつきましては、次代へつなぐ新たなまちを目指し、当市の持続的な発展に向け、全庁的に最重要課題として取り組んでおります。当地区のまちづくりは、土地区画整理という形で始まっております。よって、地権者による組合施行でございます。そういった関係の中で、組合の方たちは民間の知恵や力を最大限に発揮するという形で業務代行事業者と進めています。そういった関係では、私ども、組合と協調したスケジュール感を持って事業を推進していくことが必要になってきております。
 このような中、この土地区画整理事業につきましては、私どもは積極的に支援をしていくと。1つの関係では、都市基盤整備の主なもの、いわゆる主要な公共施設でありますけれども、西口部自由通路、(仮称)駅前1号線、プロムナード及び西口中心広場は、海老名市が責任を持って整備することになっております。そういった面では、先ほど言われたとおり、工期の関係、工事費の関係、さまざまな関係で今回の議会に議案を提出させていただきました。経済建設常任委員会の審議の内容は報告を受けています。あれだけの額の工事費というのは、本来ならば一般競争入札が適しているわけでありまして、そこではそういった形を言われていました。これは本当に1つの考え方であります。しかしながら、スケジュールとか、あるいは工事費のことを考えていくと、おくれることによって、組合の処分の関係、長くなれば組合も負担を負うわけでありますから、そういった部分、あるいは今、工事費が一般競争入札において本当に下がっているかというと、近隣の市庁舎の建設等を見ますと、98パーセントぐらいということも聞いておりますし、さまざまな点で工事費が高騰しているということも聞いております。そういった面で、私ども、よりベターな方法として今回随意契約の方法をとらせていただいて、議案にさせていただきました。経済建設常任委員会では全員の賛成をいただいたという形で、心から感謝を申し上げたいと思います。1つの理屈としては、議会と私ども執行者としては、一般競争入札が本来原則であります。だけど、原則だけでまちづくりが進んでいくかというと、今回の場合は組合施行の区画整理事業があるという形の中で、よりいい方法をとりたいと、あるいは間違いない方法をとりたいという形で動いたわけであります。そういったものにつきましては、一定の理屈がありながらもご理解をいただいたということの中で感謝申し上げたいと思っております。
 その後、私ども、この部分では、地権者の方々について、今度は中心にららぽーとができますけれども、その周りはどうするのかという問題がございます。これにつきましては、さまざまな検討をするエリアマネジメント事業として、私ども、組合の中でそういったことが検討されます。これについて組合だけでやってくださいよというわけではありません。今後も市と組合との関係の中で、エリアマネジメントというものを積極的に進めて、1つずつやっていくことも必要だと思っておりますので、それに対する支援などさまざまな点で取り組みをしていきたい。そして、最後には、何といっても県央の中心都市としての魅力あるまちづくりを進めてまいりたいと考えているところでございます。

◆(久保田英賢)続きまして、西口に移りたいと思いますが、先ほど組合のまちづくり協議会、そして、市の戦略検討会議ができて、協力しながらガイドラインをつくられているというお話を伺いました。まさに行政主導ではなくて、市民参画によるまちづくりが行われているというのは非常に評価できることだと思います。ここでちょっとお伺いしたいのですけれども、組合ができた当時、地権者はみんな考え方が一緒でありまして、ガイドラインにのっとっていくことは当たり前のことだと思います。ただし、地権者が土地を売却して、新たなる土地の所有者が生まれてくると、そのガイドラインに関しては、守っておけばいいのだろうというようなことにもなりがちになると思うのですけれども、まちの魅力を継続していくためには、地区計画とか、条例を超える努力目標の部分に関してしっかりと担保していく必要があるというふうに思うのですけれども、その辺は組合とか市はどのようにお考えでしょうか。

◎まちづくり部長(松井俊治) 担保方策に係る市及び組合の対応についてでございます。
 市、組合とも対応を検討中の段階にありますが、まず第1段階として努力目標となっている事項について、それが努力目標でよいのか、義務的な位置づけにすべきなのかといった仕分けが必要であると考えております。その中で、市の対応としては、義務的な位置づけが必要とされている事項については、条例の制定や改正などにより、法的な拘束力を定めるといった対応が考えられます。もう一方で、今後は具体的なまちづくり活動を実践する、この地区のエリアマネジメント組織が必要であると考えております。エリアマネジメント組織の形態としては、NPO法人、社団法人、株式会社などが想定されますが、この組織により、ガイドライン全体を実効力のあるものとして運用することができるように、市としても組織づくりの段階から支援を行ってまいります。
 以上です。

◆(久保田英賢) 組織をつくって運用を図っていく、本当に重要なことだと思うのですね。先ほどの繰り返しになりますけれども、創市の理念が、まちをつくるときには非常に情熱がある、そういうまちをつくっていこうと思っています。ぜひその辺を担保できるところをしっかりと市としても見守っていっていただきたいと思います。
 また、過去の一般質問で、今お話がちょっと出ましたけれども、公共施設に関して、地権者中心の組織を指定管理にしていこうという答弁がありました。これはエリアマネジメント組織が指定管理となることを想定しているのでしょうか、お伺いします。

◎まちづくり部長(松井俊治) エリアマネジメント組織などを地元組織として管理者とした管理運営を想定しております。
 以上です。

◆(久保田英賢) ありがとうございました。地域のエリアマネジメント組織が指定管理になっていくのは、ルールを守るためのそういうガイドラインを含めて管理していくということだと思うのですけれども、これは直営ではだめなものなのでしょうか、お伺いしたいと思います。

◎まちづくり部長(松井俊治) 指定管理を導入する目的といたしましては、民間手法の導入により、市が直接行う場合と比較しまして、柔軟かつ弾力性を持った管理運営に期待するものでございます。市がやってできないことはないのですが、市民にとって使いやすいものとなりますと、みずからのまちをみずからがつくり守り育てていくということはすばらしいことだと思っております。市より期待できるのではないかと思っております。

◆(久保田英賢) ありがとうございます。ガイドラインの運用、そして、その地域の独自の努力目標をつくっていくことは本当に大事だと思いますし、魅力ある地域づくりを未来永劫つくっていくためにも本当に必要なものだと思いますので、ぜひ市民主体の事業であると思いますが、条例等そういうものを担保していかなければならない点が出てくると思いますので、市と、そして組合と、組合がなくなった後のエリアマネジメントの組織と一体となって、まちを未来永劫魅力あるものにするために努力を図っていっていただきたいと思いますので、要望として終わらせていただきます。