平成28年6月14日【障がい児の子育て支援策の現状について】

2016-06-14

平成28年6月第2回定例会 280614

『海老名市における乳児期から成人に至るまでの子育てについて』

3)障がい児の子育て支援策の現状について

◆ 久保田英賢 議員

 3点目は障がい児の子育て支援策の現状についてであります。障がいの種類には、知的、身体、精神とあります。幼少期の早期に障がいが発見されることにより、適切な対応がとれ、将来に大きな違いが出ると言われております。海老名市においても、障がい者福祉計画の中で数々の支援策を展開されております。現状の取り組みについてお伺いをいたします。
 
◎市長 (内野優) 

 3点目の障がい児の子育て支援策の現状についてでございます。障がいがあるお子さんに対する支援につきましては、お子さんが地域で健やかに成長できるよう、今後も地域の関係機関が連携し、障がい児の子育てを支援してまいります。私が市長になってから、障がい福祉につきましては県下のナンバーワンを目指してやってまいりました。障がい者団体からも評価を得ています。これを維持するのは大変でございます。財政的にいいときにはそれなりにできますけれども、財政が落ち込むことによって福祉が切り捨てられるといった現状はあります。しかしながら、障がい者の方は、やっぱり生活力とか、さまざまな環境の面である程度苦しいという面がありますので、そういった面をやっていくと。
先ほどありましたけれども、やっぱり自立が必要でありまして、先ほど日吉議員から農業との関係がありましたけれども、私どもできるだけ障がい者の自立を促すために今までやっている市の業務。例えばの話、公園の維持、管理は団体が今までやってきた。これにつきましては、国分寺史跡公園等は今までボーイスカウトが全てやってまいりました。それを障がい者の団体がやるという方向で、一緒にやってもらいましょうという形で今、変えています。地域もそうであります。地域の自治会や各種団体には、地域の公園は地域でやってくださいと言いながら維持管理費を出していました。そこにある程度障がい者の雇用という面も入れていくことによって、つながっていくだろうと思っています。シルバー人材センターにもそういった話をさせていただいております。草刈りや、シルバーの事業はさまざまありますけれども、そこに障がい者雇用という1つの新しい部分を入れていただいて、私ども障がい者1に対してシルバーが1だと2人分の賃金しか出ません。しかしながら、そこは障がい者の雇用強化のために少し考えていく必要もあるだろうと思っています。今回は特別支援学校、中新田に神奈川県でできましたけれども、あそこは高校3年まででありますけれども、あそこを卒業した段階で今後どう就業していくか。そういった部分は大きな課題でありまして、しっかりと地域で。海老名市だけでできるわけではありませんけれども、海老名市の中でできることは一生懸命やっていきたいと思っているところでございます。3点目の詳細につきましては小澤保健福祉部次長から、教育部所管部分につきましては教育長から答弁いたします。
 以上でございます。
                
◎保健福祉部次長 (小澤孝夫)

 3点目の障がい児の子育て支援策についてでございます。市では、障がい児の早期発見、早期支援として、乳幼児期からお子さんの発達の節目の時期に合わせて健診を行い、障がいの早期発見に努めております。各種健診を行っている中で発達のおくれなどが発見された場合、健診の事後指導として、保健師が家庭訪問等を通じて継続的な支援を行い、発達の様子を確認しております。また、お子さんの発達を促すため、遊びの教室を開設し、臨床心理士、保健師、保育士が発達の確認とかかわり方の指導を行っております。これらの支援の中で、専門的な療育や継続的な見守りが必要なお子さんについては、わかば学園へ支援を引き継いでおります。わかば学園は昨年9月から児童発達支援センターとなり、より専門的な療育を提供できるようになるとともに、保護者がお子さんの障がい理解や家庭での適切な対応方法を学ぶためのペアレントトレーニングも実施してまいります。
 このほかにも、幼稚園や保育園からの求めに応じてわかば学園から臨床心理士を派遣し、発達の気になるお子さんの対応について、指導、助言を行う出張療育相談事業も障がい児の早期発見の役割を果たしております。また、最近では、学園以外の民間の療育機関を利用するお子さんもふえてきたため、そうした民間機関との情報交換の場として連絡会を組織し、市内全体の療育の質の向上や連携の強化を図っております。
 そのほか市では、障がい児の家族の就労支援や一時的な休息等を目的としたレスパイトのため、お子さんを一時的に預かる日中一時支援等を実施しております。今後も市内のあらゆる支援機関が連携して、障がい児の子育てを支えていくための体制づくりを進めてまいります。
 以上でございます。

◎教育長 (伊藤文康) 

 3点目は、障がい児の子育て支援策の現状についてでございます。先ほど保健福祉部からわかば学園の話が出ました。私ども小学校に入る前に担当の者が、わかば学園はもちろんのこと、市内の幼稚園、保育園、市外も含めて、全てに行って子どもの様子を見て、また、保護者と相談して小学校につなげます。小学校と中学校は小中連携でつながります。中学校からの進学は、先ほど市長からもありましたように支援学校ができましたので、そこに地域支援の担当というコーディネーターもいますので、その方々が小中学校に来ていろいろつないでくれたり、我々のほうがそこに連携をとったりします。
 そういう中で、実を言うと、海老名市は平成20年に文科省の委託で特別支援教育のグランドモデル地区になったのですよ。そのグランドモデル地区に文科省の委託でなったときに、えびなっ子サポートファイルというものをつくったのです。これは実を言うと、学校に入る前からの自分のプロフィールから相談の経歴、わかば学園の幼児はわかばのものが入って、小学校や中学校では個別支援計画が全てそれに入って、それを特別支援学校に渡して、要するに乳幼児から就労までのやつを1つのファイルにして、ご家族が持っているものというので、今ここにあるのですけれども、こういうものをつくったのです。これが今後活用されることが一番かな。要するに十分に活用されることについては、教育委員会としては支援してまいりたいと思っておるところでございます。
 

◆ 久保田英賢 議員
 3点目、障がい児の子育て支援策の現状であります。本当に充実しております。健診から保育園、出張療育、さっきも言いました。学校でも心理相談なんかも充実しているものができております。先ほど教育長からお話がありましたけれども、就学前の幼稚園、保育園、そして小学校、中学校との連携は今現在行われていると思いますが、どんな感じで行われているのか、お伺いしたいと思います。

◎教育部参事 (小宮洋子) 

 教育委員会主催で以前から市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校の教職員、保育士が一堂に会して、または2つ、3つのグループに分かれて連携等についての課題を協議する協議会を開催しておりましたが、昨年度よりその協議会の持ち方を少し変えまして、それぞれの中学校区で6回に分けて協議会を行うようにいたしました。それによって協議の内容が非常に充実してまいりまして、目の前の子どもたちを12年間なり15年間かけて、どのように育てていくかというような協議がされるようになりました。保育園や幼稚園からも非常に具体的な提案がされるようになりまして、例えば入学前に校舎の中を園児たちに見学させていただけないか、小学校1年生の子どもたちがしっかり座って勉強しているところを見せていただけないかとか、または昼休みに園児たちをグラウンドに連れていくので、そこで小学生と遊んだりということができないかどうかといったような具体的な提案が出されるようになってきております。
 以上です。

◆ 久保田英賢 議員

 ありがとうございました。就学前はわかば学園で療育をしっかり受けていて、1年生になると今度は支援級の中で情緒の級に入っての支援ということになると思うのですけれども、そうやって同じ子を教育部と保健福祉部において連携していくということは非常に重要なことだと思いますし、例えば発達障がいの子においていえば、生まれてから健康づくり課が健診で気がつき、子育て支援課がかかわり、障がい福祉課がかかわり、そして教育支援課がかかわっていくというようなのが現状だと思うのです。そういうことに関しては一本筋を通して、1人の子どもをみんなでしっかり連携を図っていく。さっきのえびなっ子サポートファイルの話がありましたけれども、何か海老名市としてこのような育ちを目標にしていくのだというような連携をする場所が非常に必要だと思うのですが、今現在そういうことがあるのかないのか、お伺いしたいと思います。
◎教育長 (伊藤文康)
 現状では実際ありません。ですので、子ども1人のケースについて、この子に対してというときに、ケース会議をといろいろな方々が集まってやることはあるのですけれども、すべてそれを全体の計画としていることではない。ただ、それをやるには制度か何かで連携の柱はこうだということですので、それは保健福祉部と我々が協議する中である程度の時間があれば1つの柱はできるかなと思っております。
 以上です。

◆ 久保田英賢 議員

 ぜひお願いをしたいなと思います。例えばですけれども、わかば会館が今度児童発達支援センターという機能になりました。わかばが中心でそういう発達の子どもたちに対しては、しっかりと全部、オール海老名のチームで見ていく。それには健康づくり課もあり、障がい福祉課もあり、教育支援課もあり、子育て支援課もあるというような連携を1つの拠点。さっきも拠点の話しをしましたけれども、拠点をつくって、子どもを最後まで見ていくことが必要だと思います。ぜひ考えていっていただきたいなと思います。
 わかば会館がセンター化に特化するという部分の話をしました。逆に障がいの部分でいうと、あきばの部分があります。あきばの建てかえ計画というものも言われておりますが、現在あきばの建てかえ計画がどうなっているのか、現状に関して市長にお伺いしたいと思います。

◎市長 (内野優)

 あきばの再整備は、障がい者福祉計画第4期で明確に議会にも示しておりますし、やっていこうという形でございます。成人の障がい者の居場所づくりの生活介護とか、今、短期入所のニーズも多く、高まっております。そういった面で、あきばの場所としてあそこが適正か、適正でないか、以前からいろいろ問題がありましたけれども、入所している人たちからいうと、あの場所がいいということで明確になりました。しかしながら、現状のところは、皆さんご承知のとおり調整区域でありまして、あの建物を拡大するには一定の用地を確保しないとできない。それも調整区域の開発になりますから、神奈川県の許認可が必要であります。そういったことを含めて、今まで調整してまいりました。それから、拡大する以上は用地が必要ですから、隣接の地権者とも協議を進めてまいりました。
 その結果、方向性が定まりましたので、あすの一般質問が終わった後に補正予算を上程したいと思っています。その上程内容は設計等の費用と用地取得の費用であります。私どもこれが議会で承認された段階で障がい者団体等とどういう内容でやっていくのか、どういうサービスが必要なのか、いろいろな協議をしながら早急に建てかえというか、再整備に向けて取り組んでまいりたいと思います。よって、あすの上程につきましては早期の採決をよろしくお願い申し上げたいと思います。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員

 わかば会館に今、障がいの団体のスペースがあります。児童発達支援センターになって、実はわかば学園のスペースも今、狭いのですね。新たに建てるのであれば、わかば会館を児童に特化する、そして障がいのほうをあきばに移していく、そんなことをぜひ考えていっていただきたいなと思います。