平成27年12月15日【海老名市固有の財産活用】

2015-12-15

平成27年12月第4回定例会 271215

『海老名市固有の財産活用』

◆ 久保田英賢 議員

 2番目は「海老名市固有の財産の活用」についてです。
 平成27年10月に海老名駅西口に新たなるまち扇町が誕生し、海老名駅の東西一体のまちづくりが進んでおります。西口は着々とまちが形成されており、この先も小田急による駅間開発も始まり、さらに発展を遂げようとしております。新たなるまちができたことにより、新たなる税収の確保の仕組みもできたわけであります。これは非常に評価できることと思っております。
 全国的に今後どの自治体においても、人口減少、少子化、高齢化問題に対する対策は急務となってきます。この問題はまちの未来に大きな影響を及ぼすと考えます。現在、市は人口も、少しずつではありますが、ふえており、高齢化率においても全国の平均より緩やかな進みぐあいであります。しかし、このまま何もしていかなければ、20年先、30年先には市においても、人口減少、少子化、高齢化問題は大きな問題となってまいります。新たなまちができ、元気なまちの今だからこそ、将来に向けたこの対策の仕組みづくりが必要だと思います。それはいつの時代にも人が集い、人が住み続ける仕組みづくりであります。市長も所信の中でかがやき持続総合戦略と銘打って、人口の社会減、自然減を克服して、長期的に現状の13万人程度の人口を維持したいと述べられていました。まさしく人が集い、人が住み続ける仕組みをつくることによって、安定した税収の確保にもつながり、持続可能な都市経営ができることになるわけであります。
 それでは、人が集い、人が住み続けるまちはどんなまちでしょう。それは魅力あるまちになることだと思います。魅力のあるまちとは、そのまちにしかない特徴を生かしたまちづくり、そのまちだからできるまちづくりをしていくことだと私は思います。我がまち海老名には、海老名にしかない、海老名だからある固有の財産、資源があります。
 その1つは歴史であります。西暦741年、約1300年前に国分寺七重塔が建立されており、海老名が相模国の中心として栄えていたという誇り高き事実があります。そして2つ目は、海老名耕地に広がる豊かな田園風景。市民アンケートでも海老名の魅力との問いに田んぼなどの自然が上位に挙がっております。また、かがやき持続総合戦略の中でも、商業地として発展を遂げる中で、田園風景を確保し、農地を市民共通の財産として認識しているとも言われております。そして3つ目は、地政学的に恵まれた立地であります。鉄道が3線通っており、高速道路のインターチェンジもあり、海、山、都心へのアクセスもよいまち海老名。市民アンケートにおいても海老名の特徴のトップに来ております。
 ここでお伺いをいたします。海老名ならではのこの固有の財産、資源については、市はどのように考え、どのように活用していこうとされているのか、お伺いをいたします。
 以上、内野市長の明快なるご答弁をお願い申し上げ、この場からの質問とさせていただきます。

○ 議長(森下賢人 議員) 市長の答弁を求めます。

◎ 市長(内野優) 
久保田英賢議員のご質問にお答えいたします。
2番目の「海老名市固有の財産の活用」についてでございますけれども、海老名は今元気があるまちであります。人が集うまちであります。つい最近もららぽーとができましたけれども、ららぽーとにあかちゃん本舗が下今泉から移転をしました。そうしたら、下今泉のところにもう即スーパーができました。そういった部分では、商業としていろいろな魅力があるのだろうというふうに思っています。あるいは、河川や農地などの自然、歴史、インターチェンジ等もありますので、そういったものを含めまして、私どもこれから攻めの戦略を立てていく。これが1つの提案であります。外部から人が来るようなまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。詳細につきましては財務部長から答弁いたします。
 以上でございます。

○ 議長(森下賢人 議員) 詳細について財務部長。

◎ 財務部長(秦恭一) 
「海老名市固有の財産の活用」についての詳細でございます。
 
既に全国的には人口減少社会に突入しており、県内自治体に関しましても深刻な人口減少問題が報道されているところでございます。幸い本市にありましては微増傾向が続いており、今後も一定の増加が見込まれておりますが、出生率の低下などにより、何も対策を講じなければ、将来的には人口減少は避けられないものと認識をしております。また、10月には新たなまち、扇町のまち開きが行われ、県央地区の拠点としての輝きがさらに増したところでございます。扇町の誕生による来街者の増加が本市のにぎわいを加速させるとともに、税収増加にもつながるなど、投資効果が目に見えて明らかになってきております。日々進化する本市の発展は今後も継続が見込まれておりますが、このようなときこそ、長期的な視点を持ち戦略を描くことが大事であると認識してございます。
 現在、かがやき持続総合戦略を策定中でありますけれども、策定に際しては、若者によるワークショップや市民アンケートなどを通じ、さまざまな意見の集約に努めたところでございます。さらには、産業界、行政機関、教育関係、金融機関、マスメディアなど、各方面からの代表者で構成される懇話会を組織し、これを3回開催、専門的かつ建設的なご意見を多数いただきながら、策定に取り組んでいるところでございます。
 今般、海老名市かがやき持続総合戦略の案を取りまとめましたが、大きく4つの目指すべき将来の方向性を示したところでございます。1点目は「若者の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」、2点目は「まちのかがやきを持続する拠点性を高める」、3点目は「元気な産業活動を支えるまちの基盤づくり」、4点目は「まちの魅力向上とシティセールスの推進」でございます。このような4つの考え方のもと、各種施策や事業を配置し、総合的な取り組みを進めることにより、本市の輝きを持続してまいりたいと考えております。そして、市長の所信表明にもございましたとおり、財政状況とまちづくりのバランスを高次元で図ることにより、「住みたい、住み続けたいまち海老名」の実現に全庁的に取り組むことが重要であると考えてございます。
 以上でございます。

◆久保田英賢 議員
 財務部長の答弁で、海老名市かがやき持続総合戦略の案が今現在策定中であるということをお伺いしました。まさに私が先ほど来言っている海老名固有の財産、海老名の財産をしっかりと活用した中で持続可能なまちをつくっていく、そんなものがこの総合戦略の中に入っているものだというふうに思います。この総合戦略、4つの目指すべき方向性に関して先ほどお話がありましたが、その詳細、もう少し詳しくお伺いをしたいと思います。

◎ 財務部長(秦恭一) 
かがやき持続総合戦略の目指すべき方向性ということでございますけれども、もともとこの総合戦略につきましては、国のほうで昨年11月にまち・ひと・しごと創生法が制定された中で、年末のほうにまち・ひと・しごと創生総合戦略ということで閣議決定をした中で、地方においても、それぞれ人口ビジョンと総合戦略をつくるというようなことが決まったことを受けて策定を進めてきたところでございます。
 その中で、まず人口ビジョンの策定ということになるわけなのですが、その策定の中で、本市の現状と課題を踏まえて、4点の目指すべき方向性といったものを整理させていただいております。それをそれぞれかがやき持続総合戦略の基本目標に設定して、目指すべき指針とするということでございます。
 具体的に申しますけれども、基本目標を総合戦略のほうではまず定めてございます。1番目といたしましては「若者の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」、先ほども答弁申し上げたとおりでございますけれども、目標の下に3つばかり施策があるということで、ちょっと読みますけれども、「結婚・出産・子育て支援」、2つ目が「教育環境の充実」、3つ目が「居住支援、防犯・防災対策の推進」といったような内容になってございます。
 それから、目標の2つ目でございますが、「まちのかがやきを持続する拠点性を高める」ということで、これにも3つの施策がございます。1点目が「コンパクトでにぎわいのある拠点づくり」、2番目が「地域公共交通網の整備」、3つ目が「高齢者と歩む地域コミュニティの形成」でございます。
 3点目の基本目標が「元気な産業活動を支えるまちの基盤づくり」ということで、「地域産業の競争力強化」「活力ある工業の振興」「広域交通網の充実を活かした、企業立地の促進」といった施策が掲げられております。
 そして最後、4つ目でございますが、「まちの魅力向上とシティセールスの推進」といったことで基本目標を定めて、施策としては、「まちの魅力向上」「シティプロモーションの充実」「企業活動、市民活動の活性化による、意識・プライドの醸成」といったような施策を掲げているところでございます。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員
 ありがとうございます。4つの基本目標をつくられた総合戦略というところで理解をしておりますが、私が今回、海老名の資源、財産という言い方もしましたけれども、海老名固有の資源、財産をどうやって魅力をつくっていくか。そういうものをどうやって発信していくかというところが非常に重要なことだと思いますし、金太郎あめのようなまちづくりではなくて、海老名にしかできないようなまちづくりが、まさに総合戦略の中にも入っているものだというふうに理解をしています。
 この中で、基本目標の3つ目「元気な産業活動を支えるまちの基盤づくり~立地特性を活かし」というところの項目が、まさに私がいわんとするところが入っていると思います。具体的に施策の中身をお聞かせいただきたいと思います。

◎財務部長(秦恭一) 
「元気な産業活動を支えるまちの基盤づくり」ということ、これを実現するための施策としては、先ほど申し上げた3つあるというようなことでございます。端的に申しますと、国が言っていることにはなりますけれども、まち・ひと・しごと、これが好循環によりまして、本市が元気を持ったままの状態で輝き続けるということがまず私たちとしては求めていきたい部分でございまして、今以上に元気な産業活動をそのためには構築することが重要であろうというふうに思っております。例えば、魅力ある農業、それからにぎわいのある商業であったり、活力のある工業、そういったものの実現に向けて、市の財産として考える優良農地の確保、保全であるとか、交通利便性を生かした企業立地の促進、そういったことに努めることが重要であろうというような位置づけを持ってございます。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員 
4つ目の「まちの魅力向上とシティセールスの推進」、これに関しても、もちろんまちの魅力をしっかりつくっていって、そのつくっていったものをどういうふうに発信していくのかということも非常に重要だと思いますし、行政が一番苦手なところなのかなというふうにも思いますが、4つ目の方針に関しても詳細をお聞かせいただければと思います。

◎ 財務部長(秦恭一) 
もともとご案内のとおり、かがやき持続総合戦略をつくっていく中では、長期的な人口減少に向けた対策、取り組みをつくっていくということになってございます。そういった中で、本市にとりましても、海老名市に転入をしていただいて住み続けていただく。そういったことのためのまちの魅力をつくったり、その魅力を伝えるための施策が求められているというふうに考えてございます。そのために総合戦略の案の中では、「まちの魅力向上」「シティプロモーションの充実」「企業活動、市民活動の活性化による、意識・プライドの醸成」といったような施策を具体的に先ほど申しましたが、定めてございまして、住みたい、住み続けたいまちづくり、にぎわいづくり、ブランド力の向上、これの実現に向けて積極的な取り組みを行っていくこととしております。これらの取り組みを踏まえまして、選ばれるまちとなるようなまちの魅力の向上を図っていきたいということでございます。
 発信の方法につきましては、既存のさまざまな方法によりやっているわけでございますが、もちろんそれらの取り組みは継続して充実する必要があると考えておりますが、そのほかにも何か新たなものができていかないかというようなことで議論を進めていきたいというふうに考えてございます。

◆久保田英賢 議員
 ありがとうございました。基本目標3の1に「地域産業の競争力強化」ということで、先ほども読ませていただきましたけれども、農地を市民の共通の財産と認識していくというようなことがありました。私は、海老名固有の財産、田園風景というのは本当にほかにはない、駅至近な距離の中であれだけの豊かな田園風景が見られる場所は、この首都圏に近い場所の中ではもう海老名しかないというふうに思っております。ここには「田園風景の居心地の良さ」なんていうフレーズも使いながら言及をされているのですけれども、この田園風景を維持するのは、では、どうしたらいいのか、市民のみんなが期待しているので、農家の人、頑張ってくださいというわけにはやはりいかない中で、どうやって農家の方々を支援していくのか、強い農業をどうやってつくっていくのか、もしくは稼げる農業をどうやってつくっていくのかということを考えていく必要があるというふうに思います。
 これは経済環境部のほうになるかと思いますが、強い農業、稼げる農業、農業の収益性が高いもの、また経営安定をしていくもの、もしくはブランド化を図る、こんなことをいろいろと言われておりますが、施策3-1の具体的なお考えに関してお伺いします。

◎ 経済環境部長(神部孝志)
 強い農業をつくる、海老名の農家への支援策についての質問にお答えしたいと思います。
 持続可能な農業経営を行うには、まず収益性を上げることが必要かと考えます。本市における農家は、稲作を中心とした土地利用型農業やキャベツなどの露地栽培、あるいはイチゴやトマト、花卉栽培を中心とした施設園芸が行われております。その中において、より収益性の高い農業は施設園芸でありますことから、この施設園芸を将来にわたり継続することが可能となる環境の整備に対して支援を行うことで、市内の優良農地の保全を図ってまいりたいというふうに考えております。施設園芸農家に対する具体的な支援策につきましては、ビニールハウスやガラス温室などの新たな整備や既存施設の改修に対する支援、また、加温用燃料の購入費等に対する支援などを実施しているところでございます。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員
 現在もいろいろな支援策を持ってそういう施設園芸の方々の支援をされているというふうに思います。海老名だからできる農業というのはなかなか難しいと思うのです。ただ、首都圏のこの立地にあるからこそ、東京を踏まえ、横浜を踏まえ、そういうところを見た農業のつくり方、都市型農業のつくり方というのがあるというようなことも考えられるわけなのですけれども、1つのブランド化というものを、例えを言いますと、鎌倉野菜なんていうことをよく言われて、今、東京からの鎌倉野菜というものに対するニーズは物すごい高いもので、では、鎌倉野菜が鎌倉でしかつくれないものなのかというと、実はそうでもない。要は、多品種をつくっている中で、少量の生産ではありますけれども、鎌倉でなければつくれないわけではないのだけれども、そういうほかにはないようなもの、そして東京から近い立地の中で、そういうニーズに合うものというものを研究され、そういう生産者がつくられているというような事実もあるわけであります。海老名市が考えられているブランドというものに関してはどういう部分を言われているのかお伺いしたいと思います。

◎ 経済環境部長(神部孝志) 
ブランド化についてお答えいたします。
 ブランド化によって商品価値を高めることができると思います。海老名で考えています農産物のブランド化につきましては、市内店舗等における市内農産物の販売PR活動等をしまして、生産者のみならず、消費者との交流促進や流通関係者と一体となって、海老名ブランドを育成する必要があるのではないかというふうに考えております。このため、今後、さまざまな関係団体と連携を図りながら、海老名産の農作物が多くの市民の皆様に愛されるものとなるように、農産物のブランド化に向けて研究してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員
 ブランド化はすごく難しいと思うのですけれども、海老名でつくっていくもので、つくっているものがどういうところに出ていくか、出口をしっかりとつくっていくことが重要だと思うのです。その出口という言い方をすると、例えば、家庭もそうですし、飲食店もそうですし、もしくは給食なんかもそうだと思いますけれども、そういう農家、生産者と、出口である農家がつくったものを使われる人たちとの融合というものが非常に重要になってくるというふうに思いますし、そういう海老名だからこそ、繰り返しになりますが、首都圏に近い立地を生かした生産者と、例えば飲食店とのつながりというものをつくっていくとかいうことができることによって、新たなブランドづくりができてくるのではないかなというふうに思っております。
 海老名市が考えるブランドもそうなのですけれども、例えば有機JAS規格という言葉が今言われております。これが農林水産省のほうで言われている規格なのですけれども、諸外国と同様に、食品の国際規格を定める機関のガイドラインに準拠してつくったものを有機農産物、JAS規格というものになるらしいです。例えば、これを海老名でやろうとすると酒米。海老名の酒米なのですけれども、今2240枚海老名の田んぼがあると聞いております。その中で今、海老名で酒米を2240枚のうち330枚つくっているそうです。これは山田錦を含めた酒米なのですけれども、関東で出荷量1番だそうです。関東で出荷量1番の酒米、例えば、この酒米でJAS規格をつくるとしたときに、老朽化した水路を直すことによって、用水路と排水路を分離することによって、有機JAS規格の付加価値の高いそういう酒米をつくるブランドづくりもできると聞いていますし、お野菜なんかに関しても、そういうことの取り組みができるものがあると思います。
 海老名の中では、施設園芸の方々の2代目の方々が今一生懸命やられている方々もいらっしゃいます。いろいろと話をさせていただくと、どこかで表現ができる場所、しっかりと出口を見つけられて、その出口の人たちと一緒に何かできるようなものがあれば、海老名ならではのものもつくっていける。そんなことを若い方々が話をされております。この有機JAS規格というものに関して、今現在、海老名市としては認識はされているものの、まだ取り組みはされていないというふうに思いますが、神奈川県下の中では、小田原市、南足柄市、三浦市の中で4カ所の農家が認定を取られているらしいです。ぜひこういうブランドづくりというものにも、もちろん市がやるわけにはいかないです。そういう若い方々と一緒になって、海老名の農地を残すため、居心地のいい田園風景を残すために、どういうことを考えるかというところにしっかりと取り組んでいっていただきたいというふうに思いますので、この点に関してはお願いということ、行政だけでするのではなくて、そういう若い方々と一緒にぜひ研究をしていっていただきたいなというふうに思います。
 そして、居心地のいい田園風景を残すというところには、開発というものも1つネックになってくるわけであります。もちろん開発がいけないというわけではないのですけれども、1つ、最近の事例で言いますと、物流総合効率化法によって、市街化調整区域の農地が、これはもう国の法律なので、上位法ですから、いいも悪いもなく、ほぼその要件に合うことによって、田んぼであるとか農地が開発をされていくという問題があります。市は現在、どういうところで物流総合効率化法によって開発があるか、もしお答えをいただければお願いしたいと思います。

◎ まちづくり部長(濱田望) 
物流総合効率化法でございますので、物流にかかわる非常に大きな要因を求められる市街化調整区域に開発が出てきてしまう。出てきてしまうという言い方は変ですけれども、出てこれるというような国の法律なのです。インターチェンジから3キロの市街化調整区域の中で、幅9メーターの2車線以上の道路に接していればというようなのが基本的な条件なのですけれども、ただし、海老名の場合、インターチェンジから3キロといいますと、厚木インターチェンジ、さがみ縦貫道路の海老名インターチェンジ、それから県央厚木インター、あのエリアでくくりますとほぼ入ってしまう。さらに今度、東名高速道路の綾瀬のインター、あれができたら、もう完全に市内全域がエリアに入ってくるのです。ただ、そうは申しましても、そういう認定というのは非常に高いハードルがございますし、許可をもらうためには、当然地元の都市計画上のエリアというのも許可の基準になってまいります。許可を受ける場面というのは非常に限られてくるとは思いますけれども、条件的には海老名市内のエリアほとんどがカバーできてしまうというところでございます。
 以上です。

◆ 久保田英賢 議員
 これはまちの中ではどうにもならないことなのかというところではあるのですけれども、ある程度市の考えの意向にも沿えるところもあるというようなこともお伺いをしておりますので、上位法だから、もうどうしようもないのだよということではなくて、海老名固有の市民が本当に求めている居心地のいいと言われる田園風景を残すために、ぜひ市のほうでもいろいろと考えていっていただきたいというふうに思いますし、先ほど来言っている若手の農家たちと一緒に海老名ならではの、海老名だからできるそういうブランドづくりというものも研究をしていっていただきたいなというふうに思います。
 そして、3点目の質問の中で、海老名市の立地を生かした商工業のまちづくりというもの、海老名の立地を生かした固有の財産をどういうふうに使っていきますかという質問をさせていただきました。その点に関してお伺いをしたいと思います。

◎ 経済環境部長(神部孝志) 
海老名市には、海老名駅周辺をはじめとする都市的な部分と、従前から持つ田園地帯の部分をあわせ持つ点に魅力があると訪れる方がおっしゃっております。海老名駅周辺については商業機能の集積が目覚ましく、また、海老名市は鉄道や高速道路等、幹線交通体系上の結節点に位置することから、神奈川県の県央地域の商業拠点施設ともなっております。そのため、このような状況を背景に、商工業のほうでは今、にぎわい振興条例を今年度中に策定したいと考えております。その後、昨年度策定しましたにぎわいの基本構想をさらに具体化するにぎわいの推進計画を策定して、にぎわいの創出を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員
 にぎわいの構想、にぎわいの条例をつくっていくというところでは、まさに海老名の1つのブランドづくりにもなってくるのかなと思いますが、そのにぎわいの推進をしていく、具体的にどんなにぎわいをつくっていこうということを考えられているのか、お伺いをしたいと思います。

◎ 経済環境部長(神部孝志) 
えびな元気にぎわい振興事業の基本理念は、既存の資源を総合的に活用することで魅力を倍増させ、交流人口の増大を図り、これによって市内全体が経済的に潤い、持続的に発展していくこととしております。さらに、海老名市を訪れる多くの人々がもう1度来たいと思われる状況をつくり出すことも、この事業に求められるものでございます。先ほども申し上げましたとおり、にぎわい振興条例を策定後、昨年度に策定しましたえびな元気にぎわい振興基本構想をもとに、より実効性の高い推進計画を策定しまして、その中で、先ほど議員おっしゃいましたとおり、文化、歴史、豊かな田園など、既存の資源を活用する事業を盛り込んでまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員
 えびな元気にぎわい振興基本構想も、前回もちょっと見させていただいて、海老名市が有するにぎわいの資質なんていうことにも触れられていらっしゃると思います。その資質が、私が先ほど海老名固有の資源と言わせていただいた歴史に関して書かれているわけでありますけれども、歴史に関しても、もちろん海老名市はその施設の整備を含め、もちろん教育の面でも、海老名の歴史なんていうことにもしっかりと取り扱いをしていただいていると思いますが、今回、私がどうしても海老名の歴史ということにこだわっているところは、なぜ海老名に国分寺の七重塔ができたのか。約1300年前からその地に人が集い、人が住み続けていたからこそ、そういう象徴でもある相模国分寺というものがこの地に建立をされたというふうに理解しておりますし、1300年も前から我がまち海老名は発展していたのだということを、市民としては大きな誇りにしていくべき事柄ではないかなというふうに思います。
 市民の皆さんに、我がまち海老名は1300年も前から海老名耕地ということがあったがゆえ、その地に人が住み、そして人が集っていた。こんなまちだったということを1つにぎわいの中でも発信していく。発信をしていくといっても、ただ発信をするだけではなくて、海老名にはそういう史跡を含め、国の指定のされている史跡も3つもあるわけでありますし、国分寺だけではない。そんな歴史が深いまちだということを市民の皆さん自体にも伝える。そして、外にも発信をしていくということが、さらに海老名のにぎわいになっていくのではないかなというふうに私は思っております。
 これだけ中心市街地が発展を遂げて、そして人がどんどん集まってきます。しかし、商業施設だけのあるまちというのはどこにでもあるというふうに私は思いますし、そうではない、商業施設で人が誘致ができたものに関して、この豊かな田園風景であったり、もしくは古きよき歴史であったり、新しいまちではあるのだけれども、自然の豊かさ、そして歴史の深さというところが、私は海老名の1つのブランドになってくるというふうに考えております。ぜひともにぎわいづくりの中で、商業施設に来た方々が田園風景を見、そして歴史を散策する。そんな仕組みを考えていっていただきたいと思いますが、1つ何かそういうことの構想があればお伺いしたいと思います。

◎ 経済環境部長(神部孝志) 
海老名には既存の資源がたくさんあるというふうに考えております。その中の一例としてなのですけれども、例えば市内で営まれる農業をにぎわい資源として位置づけまして、その保全と活用を図る事業や、先ほどおっしゃいました歴史的な事実や伝説を結びつけて物語性を持たせることによって、付加価値をつけて回遊コースを設定して、海老名に長くとどまっていただく。その方策としては、商工課のほうで今年度スマートフォンのアプリをつくりました。そのアプリの中でコースとかを発表しまして、そのアプリを見ながら見て回っていただくとか、そういうふうな方策を考えております。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員
 ありがとうございます。そういうことを今まではシティーセールスとして外にセールスをしていただけなのですが、今度はシティープロモーションということで内外にプロモーションをかけていく。海老名固有の財産をしっかりと内外に発信していくのがプロモーションだと私は思っておりますが、先ほどシティープロモーションのあり方、いろいろな財産がある、いろいろな海老名市の見せ方があるという中では、プロモーションすべきものがたくさんあるのですが、外に発信をしていく。言ってみれば、プロモーションの中でもセールスに入ってくると思いますが、そのセールスについてのお考えをお伺いしたいというふうに思います。

◎ 財務部長(秦恭一) 
かがやき持続総合戦略の中でというような話になってくるのですけれども、案の策定に当たりまして、先ほど答弁いたしましたけれども、懇話会というものを組織して、各界の皆さんに構成メンバーになっていただきましたが、ご意見をいただいております。その中で、海老名市というのは、近隣では類を見ないポテンシャルがあるのだよ。そのことに市の職員がどのくらい気づいているのか。そこがポイントになるのではないでしょうかというようなご意見もいただいております。ですから、通常ですとというか、全国的には、総合戦略をつくっていくときにはどうしても消極的というか、守りの姿勢というか、になる傾向があるというふうに大学の先生もおっしゃっていたのですが、海老名市の場合を捉えて言えば、前向きな攻めの総合戦略をつくるべきというようなご意見もいただいております。そういったことを踏まえた中で案を作成してきたわけなのでございますけれども、そういった中でシティープロモーションをかけていくといったようなことで、積極的に市外の方に対しても働きかけをしていきたい。議員おっしゃるように、市としての魅力というものは幾つもあるという認識でおりますので、その点を向上させつつ、発信をしていきたいというふうに考えてございます。

◆ 久保田英賢 議員
 海老名のブランドづくりなんていうのが昔やられていたと思います。都市ブランドというものがありました。そのブランドがまさに海老名の特徴をつくっていくものだったというふうに思いますが、都市ブランドの1つの効果ではないですけれども、成果もしくはその結果に関してお答えいただければ、都市ブランドに対してお尋ねしたいと思います。

◎ 市長室長(萩原圭一) 
都市ブランドは平成20年から10年間という目標でやってございまして、「あなたのフィールドへ。海老名市」ということで、海老名にはいろいろな魅力がある。オール海老名の魅力を発信しようとしたのが都市ブランドでございます。市民の皆様の夢をかなえるフィールドが12万9000あるというような形で、前半5年間を魅力の発信ということで、インターネット放送やらフェイスブックやらいろいろなものを通じて、全体の魅力の発信を行っておりました。えびなの森創造事業もその一環でございました。今後は、今ご質問にもありますとおり、にぎわい基本構想やかがやき持続総合戦略の中で魅力に特化してシティーセールスして、プロモーションしていくものだというふうに考えてございまして、都市ブランドの前半は起爆剤というような形で捉えてございます。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員
 市長は将来にわたり13万人を維持していきたい。そういうまちにしていくというような所信の表明がありました。魅力があるまちには必ず人は集い、そして人は住み続ける。もちろん海老名市としては、ソフトの面においても、小児医療費の無料化であるとか少人数学級であるとか、本当に目に見えるものばかりではない、市費を投入した中での市民サービスというものを手厚くやっている部分もあると思います。しかし、見えるところ、海老名市の特徴というものは市民にしっかりとプロモーションしていく必要があると思います。
 1つ攻められている例を言わせていただきますと、横須賀市がPR冊子、これは産経新聞の記事なのですけれども、590万円をかけて50ページのカラーの冊子をつくりまして、横須賀市を転居先として可能性がある海老名市、大和市等にポスティングをされたという攻められている部分があります。私はもう海老名は絶対負けていないというふうに思いますし、こういうことに関して市長の見解をお伺いします。

◎ 市長(内野優) 
私も見ました。横浜市、大和市、海老名市で26万冊をポスティングされた。びっくりました。小児医療費等は小学校6年まで無料です。括弧して、下のほうには所得制限があると有料になりますと書いてある。ああいったところはいいとこ取りで、湘南の中でいいところを出しています。県下の中でというと、低いところは表とか出さないのです。これはおもしろいな。逆手にとって、海老名がそういった冊子をつくって、神奈川県下に発信してもおもしろいのではないかというふうに思っています。あるいは、私が学生のまちをつくるというのは学生に住んでいただきたい。そうすると、全国ネットで大学生とか首都圏に来るわけです。そういったものについては、全国ネットでどうやって発信するか。そういったことも必要ではないかなというふうに思っています。
 さまざま発信の仕方はありますけれども、攻めというのは、はっきり言って、今まで比較対象をやりませんでした。よく県央の中でとか、A市、B市、海老名市と。全国そういったものを横須賀市が例示をしましたので、してもいいのだなという形で、19市を並べさせていただいてやっていこうというふうに思っています。そうしないと、市民の皆さんはわからないのです。はっきり言って、いろいろな関係で、今回の選挙戦もそうでしたけれども、経常経費、海老名は火の車という話がありました。私は、海老名が火の車だったら、全国は火の海だと言いました。そういった部分では、いいところがわからない面が、住んでいる方はいますので、そういったことも発信しながら、神奈川県下あるいは全国に発信して、攻めの戦略をつくっていきたいというふうに思っています。
 以上でございます。

◆ 久保田英賢 議員
 まさに海老名に来る、住む、産む、育てる、住み続ける、それが本当に大事なことだというふうに思いますし、そういうシティープロモーションを内外に向けてやっていくことが重要なことだというふうに思っております。海老名市ならではの魅力をしっかりと市内外に発信していただくことをお願い申し上げ、私の一般質問とさせていただきます。
○ 議長(森下賢人 議員) 

以上で久保田英賢議員の市政に関する一般質問を終結いたします。