平成23年12月16日【秋葉山古墳群の今後の整備・活用について】

2011-12-16

 平成23年度12月 第4回定例会一般質問(12月16日)
【秋葉山古墳群の今後の整備・活用について】

3番目は「秋葉山古墳群の今後の整備・活用」についてです。
 上今泉四丁目、五丁目に所在し、座間丘陵の頂部に立地している秋葉山古墳は、相模国分寺跡や相模国分尼寺跡とともに、郷土えびなの貴重な文化財であり、海老名の財産でもあります。第四次総合計画では、国指定史跡秋葉山古墳群については計画的な整備を進めていく必要があり、歴史的空間の確保を図っていくと明記されております。現在の市の取り組み状況はどのようになっているのか、お伺いをいたします。

◎市長(内野優)
3番目の「秋葉山古墳群の今後の整備・活用」についてでございます。
 秋葉山古墳群につきましては、相模国分寺跡や相模国分尼寺跡とともに、郷土海老名の貴重な文化財として市民に親しまれ、守られてまいりました。また、古墳群全体としての保存状態が良好であり、特に第3号墳は東日本でも最も古い時代の前方後円墳であるとともに、当時の社会情勢を考察する上でも重要であることが評価され、平成17年7月に国史跡として指定を受けたところでございます。

◎教育長(沖原次久)
秋葉山古墳群の現在の整備の取り組み状況についてでございます。秋葉山古墳群の整備につきましては、第四次総合計画の歴史遺産等の保護と活用の項目の中で、相模国分寺跡、相模国分尼寺跡とともに、保存、整備を図り、歴史的空間を確保することとしております。そこで、平成19年度の第四次総合計画策定時に行われましたタウンミーティングにおいて、秋葉山古墳群を憩いの場として望む声が上がっていたこともあり、保存、整備に当たり、市民参加条例の趣旨にかんがみ、整備計画の策定段階から市民とともに保存、活用を進めていくこととなりました。そのため、秋葉山古墳群を適切に保存、活用していくに当たり、地権者及び地域住民、市民等から、今後の保存、活用について広く意見を聞くために、平成20年7月に史跡秋葉山古墳群保存活用検討委員会を設置いたしました。委員会は市民公募も含めた6名で構成され、計6回の検討会を経て、平成21年9月に史跡秋葉山古墳群保存活用提言書を市に提出したところでございます。
 その提言書には、4つの基本方針が提言されております。1つ目としまして、国指定史跡である秋葉山古墳群の本質的な価値を生かし、長く後世に継承されるための保存、整備。2つ目としまして、歴史の学びの場となるような整備と活用。3つ目としまして、散策を楽しめる場として、また、周辺の住宅や諸施設等との整合性を図りながらの整備。4つ目としまして、子どもから大人まで、訪れた人が広く活用できるような整備。市ではこの提言書を受けて、秋葉山古墳群の整備、活用を図っていくこととなりますが、本格的な整備につきましては、今後、保存管理計画を策定し、基本計画、設計、整備実施計画を経て、国庫補助金を確保し整備していくこととなります。しかし、整備する際には、古墳の地形変更や景観に悪影響を及ぼすような建設行為などに対していろいろな規制があり、なかなか難しいものがありますが、親しみやすいような整備となるように取り組んでいきたいと考えております。現在は毎年、樹木の伐採や草刈りなどの維持、管理を中心に、保存、整備に取り組んでおります。
 以上でございます。

◆(久保田英賢 議員) 
 3番目の「秋葉山古墳群の今後の整備・活用」についてでございます。
 現在の市の取り組みに関しては、先ほどの提言書等のお話でわかりました。しかし、維持、管理にとどまっているという点は否めないのかなとも思っております。ぜひとも私としましては、地元上今泉の皆様からの声、あの場所が、例えば天気のいい日に家族でおにぎりを持って散策ができる、そんなもう少し人が集える場所に整備をしていってもらいたいという声を聞いております。例えば春には花見ができたり、もしくは夏には秋葉山の竹を切り、流しそうめんをやったり、秋には落ち葉を使って焼き芋をしてみたり、また、冬にはドングリなどを使ったリースづくりなどの工作をしてみたり、そんな形で地域の人たち、また、市内の人たちがそこに集い、遊べる、そんな整備をお願いしていっていただきたいと思います。それには、地域と一体となり、行政がともに行っていただくことをぜひとも望んでおります。あの場所は市内最高の標高84メートルの地点でありまして、東にはランドマークタワーが見えたり、西側には大山丹沢山系が見えたり、非常に風光明媚なところでございます。ぜひ形的な維持、管理ではなくて、地域の方々に愛されるような維持、管理、運営を図っていただくことをお願い申し上げたいと思います。

ごめんなさい。先ほど1点、慌てていてちょっと漏れてしまったのですけれども、秋葉山の点に関してもう1点だけお聞かせいただきたいのですが、地元と一体になってイベントを行うことによって、多くの方が秋葉山を知り、そこに人が集えるような状態になってくる、海老名のナイススポットという、そんな周知ができると思っております。先ほどの地元と一体となってイベントを行っていくという点に関してはどのように市側は考えておられるか、お聞かせいただきたいと思います。

◎教育部長(松井俊治) 秋葉山でございます。現在の秋葉山古墳群でも多くの自然が残りまして、家族の方々が集える環境は整っているものと考えております。また、先ほども答弁いたしましたが、秋葉山古墳群の今後の保存、活用について受けた提言の中に、良好な緑地環境を生かし、訪れた人が散策を楽しめる場として整備を目指すことや、子どもから大人まで、訪れた人が広く活用できるような整備を目指すことが示されていることから、将来的には提言された内容について整備していきたいと考えております。
 秋葉山の四季を感じさせるイベントを地元と一体となり行ってはどうかということですが、地元と行政の役割分担の中で、歴史、文化遺産としての秋葉山古墳群のPRを行ってまいりたいと考えております。また、海老名郷土かるたや市が刊行している「自然と歴史のさんぽみち」を活用して、秋葉山古墳群がすばらしい文化財であることを、児童を含めた多くの市民の方々に幅広くアピールをしてまいりたいと思っております。
 以上です。

◆(久保田英賢 議員) ありがとうございました。先ほども申しましたとおり、都市型の公園にしてほしいということではなくて、今、木がうっそうとしてしまっております。だから、その木を多少伐採し、その伐採をした木、丸太でベンチをつくるとか、テーブルをつくるとか、そんな形で地元と一体となった維持、管理、整備を行っていっていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いをいたします。