平成23年12月16日【放課後子どもプラン事業について】

2011-12-16

 平成23年度12月 第4回定例会一般質問(12月16日)
【放課後子どもプラン事業について】

2番目の質問は「放課後子どもプラン事業」についてです。
 近年も子どもが犠牲となる犯罪、凶悪事件が相次いで発生し、社会問題化しております。また、子どもを取り巻く家庭や地域の教育力が低下しているとも思います。平成18年5月、当時の少子化担当大臣より、地域子ども教室推進事業、放課後児童健全育成事業の放課後対策事業を一体化、あるいは連携して実施してはどうかとの提案がありました。これを踏まえ、当時の文部科学大臣と厚生労働大臣の両大臣が合意をされ、平成19年度より国の施策の1つとして放課後の児童対策を充実させる事業として放課後子どもプラン事業が推進されております。海老名市については、地域子ども教室推進事業はあそびっ子、放課後児童健全育成事業は学童保育になると理解をしております。私も現在2人の子どもの父親でもあり、また、小学校のPTAの活動もさせていただいております。その中で感じることは、子どもを育てていくのは家庭だけではなく、学校や地域と一体となって臨むことが大切なことだと思っております。地域の子どもは地域で育てるということが最も重要な課題であると思います。その意味で放課後子どもプランは、海老名っ子が放課後や週末に地域社会の中で触れ合い、安全・安心で過ごせる状況をつくっているものであり、海老名市にとっても大切な取り組みの1つであると考えます。
 そこで、ご質問させていただきます。海老名市では放課後子どもプランをどのように位置づけ、どのように運営、推進されているのか、お伺いをいたします。

2番目の「放課後子どもプラン事業」及び3番目の詳細について教育長。

◎教育長(沖原次久) 
「放課後子どもプラン事業」の詳細についてお答えいたします。国では、放課後子どもプランは、文部科学省の放課後子ども教室推進事業と厚生労働省の放課後児童健全育成事業を一体的あるいは連携して実施することを目指しております。市では、国の放課後子どもプラン事業のうち、放課後子ども教室推進事業は海老名あそびっ子クラブ事業を、放課後児童健全育成事業につきましては学童保育クラブ事業と位置づけ、推進をしております。海老名あそびっ子クラブは、平成19年、国が放課後子どもプランを提唱する6年前の平成13年に2校開設され、毎年数校ずつ開設し、平成19年には小学校13校すべてに開設をいたしました。
 あそびっ子クラブは、地元の方々による運営委員会に運営を委託し、実施をしております。小学校の体育館や校庭、余裕教室を活用し、家庭、地域、学校、行政が互いに連携をし、子どもたちが自由に遊んだり、学年を超えた交流の場や時間を提供しながら、子どもたちの豊かな創造性や協調性などの育成を目的とした事業でございます。国に先駆けて進められた本市のあそびっ子クラブの取り組みは県内でも大変注目をされ、その内容や運営の仕方、また、研修内容等、他市からの視察や問い合わせが、11月、12月で4件ございました。平成22年度は、小学校13校で年間延べ6万人の児童が参加をしております。また、子どもを見守るパートナーと呼ばれる皆さんは地域の方々で、意識も大変高く、安全管理ばかりでなく、遊びの指導やけがの対応をし、中には、6年間お世話になる子どももおりまして、悩んだときの相談相手にもなっていただいていると伺っております。
 放課後児童健全育成事業につきましては、国が提唱する以前から行っていた従来の学童保育をこれに位置づけ、進めているところでございます。この事業は民設民営で運営されておりますが、市としては補助金を交付して支援しております。学童保育クラブは、働く保護者を支援し、子どもたちが安心して生活でき、友達を思いやったり、時にはけんかをしながら社会生活を学び、育ち合う場として運営をされております。

◆(久保田英賢 議員) 
 2番目の「放課後子どもプラン事業」についてのご質問をさせていただきます。
 あそびっ子、そして学童という放課後の子どもたちが今、本当に時間を使う場所としては有効に活用をさせていただいていると思い、パートナーを初め指導員の方々には本当に感謝をしております。その点で、あそびっ子の現状と、あわせて学童の現状も簡潔にお答えをいただければと思います。

◎教育部次長(植松正) あそびっ子クラブの開設状況等についてお答えいたします。平成13年度に2校開設し、その後、順次ふえて、19年度に全小学校13校で開設をしております。開設日数はどこの学校も年々増加傾向にあり、年間120日から170日程度開催をしております。あそびっ子クラブにつきましては市内の全児童が対象で、延べ人数の参加児童数は、13年度には2校で年間6000人程度でございましたが、10年たった現在では、小学校13校で開設し、10倍の約6万人の児童が参加しており、この数は年々増加しております。あそびっ子クラブの年間の運営費につきましては、各学校の参加児童数や開催日数で多少異なりますが、全校合わせると2600万円ほど必要となっております。
 続きまして、パートナーの仕事内容と待遇につきましては、各学校12名から13名おりまして、そのうち毎日五、六名が勤務をしております。パートナーは児童の見守りだけでなく、遊びの指導やけがをしたときの対応、さまざまな対応等をしていただいております。また、パートナー会議の司会、事務局、コーディネーターとの連絡、パートナーのシフト表の作成、保護者への連絡票の作成等、献身的に取り組んでいただいております。時給につきましては840円で、1日2時間程度の活動をお願いしております。
 続きまして、学童保育の状況でございます。平成23年11月現在、学童保育クラブは19あり、約680名の子どもたちが通っております。また、民設民営で運営をされております。19の学童保育クラブにつきましては年間約5000万円の補助をしております。学童保育クラブは形態も異なりまして、法人経営、個人経営、父母会運営とさまざまな運営形態となっております。市では、児童の教材に係る経費や施設の維持、管理、また、指導員の給与等に係る経費、家賃助成費等の補助金を交付しております。
 指導員の研修についてでございますけれども、教育委員会の支援の1つとしましては、先ほど申し上げました補助金の交付ばかりでなく、19の学童保育クラブが集まる海老名市学童保育連絡協議会との連携や情報交換を大切にしております。中でも、さまざまな家庭環境で育ち、1人1人皆違う子どもたちが学童保育に参加する中で、子どもたちと直接かかわる指導員の研修につきましては重要であると考えております。昨年度は、1人1人をよく理解するため、発達障がいの児童理解の講座や基本的生活習慣の大切さを学ぶ研修も実施しております。また今年度は、AEDの使用研修や災害時の対応、けがの手当てなどの研修を実施いたしました。
 以上でございます。

◆(久保田英賢 議員) ありがとうございました。今、親の社会進出、社会に参加する機会がふえていて、子どもが取り残されることが非常に多くなっております。その中で、あそびっ子においても、学童においても、親がいない時間にしっかりと地域の大人たちが子どもを見守る非常に大事な事業だとも思っております。時には学童を卒業した子どもたちが、卒業した後もその学童に行って、親には話せない悩みなどを聞いてもらっている、そんなことも聞いておりますし、また最近では、本当に障がいを持たれた方々をしっかりと受け入れて、居場所づくりにも協力をしていただいていることもお聞きしております。要望にはなりますけれども、その子どもの居場所づくりという点においては、地域の子どもたちが地域の人たちに育てていただけるということは非常に大事なことだと思います。ぜひともそのパートナーとか、もしくは指導員の方々に、しっかりとした研修、しっかりとした待遇ができるような体制づくりをご要望させていただきたいと思います。