平成25年3月13日【地域防災計画について】

2013-03-13

平成25年3月13日(平成25年第1回定例会第4日)
【地域防災計画について】

◆(久保田英賢)2番目に「地域防災計画」についてお伺いします。
 さきにもお話ししたとおり、震災より2年の月日が過ぎました。過去の一般質問でもお伝えをさせていただきましたが、あのとき、一番難しかったのが避難所の運営であったそうです。また、もっと事前に取り組みをしておけばよかったということは防災訓練だったそうです。海老名市では、東日本大震災が発生した後、地域防災計画の見直しを図られたとお聞きしております。この地域防災計画をどのように見直されたか、新たに追加したような項目などは何か、お伺いをします。また、備蓄食料が30万食と言われておりますが、その根拠をお伺いいたします。

 ◎市長(内野優)2番目の「地域防災計画」についてでございます。
 平成23年3月11日に発生いたしました東日本大震災を教訓に、国では防災基本計画、県では地域防災計画を改正し、地震災害対策が強化されました。このようなことから、海老名市地域防災計画は、国、県の改正を踏まえ、このたび修正したところでございます。
 なお、国では南海トラフの地震や首都直下地震の対策を検討しており、防災基本計画のさらなる修正を予定しております。さらに県では、平成25年度から平成26年度にかけて新たに地震被害想定調査を行い、その結果を反映するため、平成27年度に県の地域防災計画を修正する予定であるとのことでございます。このため、今回の市の地域防災計画の修正に際しては、今後予想される上位計画の修正に対応できるよう、県の地域防災計画に章立てを合わせております。また、新たに、女性目線による避難所対応、帰宅困難者対策、要援護者対策、ペット対策、市民の責務、火山災害対策等を追加いたしました。今後は市の地域防災計画の下位計画となる各部の行動計画を作成し、時系列による各部の業務、優先すべき業務、必要人員等を定め、災害に備えてまいります。
 基本的には、地域防災計画というのは、国の計画があって、県の計画があって、そして市町村の計画がある。これは国の指示によって、あるいは県の指示によって動くという計画であります。しかし、最終的に市民の安全を守るのは自治体でございます。それだけ資機材も持っており、人員もございます。そういった面では、行動計画あるいは行動マニュアルで時系列によって、いわゆる時間的な問題によってどうやって行動していくか、市民の方もどういう行動をとっていただくか、これが必要なことだと思っています。私ども何度も言いますけれども、学校が避難所となるとすると、全て体育館が避難所なのです。体育館でずっと1カ月も2カ月も生活する、これは通常の避難生活ではありません。要援護者とか、高齢者とか、障がい者の方がいらっしゃいます。そういった人たちを大切にするような避難所の確保も必要であると思います。よって私どもは、今後学校施設が避難所としてどうあるべきかという問題点を学校側に抽出していただいて、その対応をすべきだと思っています。例えば教室を避難所として使う場合、教室には子どもたちの備品がございます。そういった面をどうやって整理して、避難所として使うか、これが大きな行動マニュアルとしていろいろ学校内で話し合って出てくる問題です。子どもたちはいないわけですから、その備品を一まとめにするのか、1人ずつの袋に入れて保管するのか、さまざまな問題が出てくると思います。そういった面を整理しながら、本当に海老名市民の皆さんが、いざ、災害時に安心できる避難所の確保に努めてまいりたいと思います。
 そういった面では、食料を確保する必要があります。平成21年3月に発表されました神奈川県地震被害想定調査では、今までよりも5倍の4万5000人に増加したため、私ども備蓄食料を27万食、帰宅困難者用の3万食と合わせて30万食の食料を備蓄しているところでございます。そういった面では、水の確保もやっておりますし、水と食料があればある程度安心して避難生活もできるという形になりますので、そういった形で進んでおります。

◆(久保田英賢) 続きまして「地域防災計画」であります。
 新たにいろいろな形で新しい項目を入れていただいたと思います。きのうも西田議員から「要援護者名簿を活かした地域づくり」の話もありました。1点、私のほうでお伺いしたいところとしましてはペット対策に関してでありますが、今、市内のペットの数は7165頭と言われておりまして、ペットはもう家族であります。震災のとき、東日本の場合は津波ということで、ペットも多くの被害に遭われたと思いますが、海老名の場合はそうでもないパターンだと思います。そのペット対策というものに関してはどのようにお考えでしょうか。
◎市長室次長(萩野圭一) ペット対策について、今回地域防災計画について2点ほど加えさせていただいております。1点は、飼い主の方にペットフードとか、ケージとか、トイレシートを備蓄していただくという点でございます。もう1点は、避難所においてペットを一緒に連れてこられた方のために、悪臭や鳴き声とかアレルギーの問題もありますので、生活ブースには入れられませんので、避難所の中にそういう専用の場所を設けるように、避難所マニュアルの中に書き込んでいくような準備をしてございます。
 以上でございます。

◆(久保田英賢) ぜひペットもどのようにやるか、じっくりこれからの行動計画で決めていっていただきたいと思います。
 幾つかあるのですが、ちょっと時間がなくなってきましたので、震災のときの応援体制のことを1つお伺いします。海老名は白石と姉妹都市を提携したところで、支援をしてきました。実際海老名市が被害に遭ったとき、近隣の市町村等とどのような形で連携を今とっているのかということをお伺いさせていただきます。
◎市長室次長(萩野圭一) 昨日、宇田川議員のご質問のときにも答弁させていただきましたけれども、神奈川県内を6ブロックに分かれて今、それぞれのブロック内で協定を結んでおります。海老名は県央地域で結んでおりまして、例えば湘南地域で何か被害がありますと、県央地域が湘南地域を支援するような、県内でのオール神奈川での枠組みができております。それに加えて、友達の友達ということで、各市町村の姉妹都市で被害があった場合、それぞれのブロックに支援物資を集約して支援していくという取り組み訓練も今行っております。さらに今つくっている災害協定だけではなくて、その輪を広げていくような取り組みもしております。
 以上でございます。

◆(久保田英賢 議員) 海老名が災害に遭ったときに支援をしてもらうことはもとより、やっぱり海老名が、どこかで何かあったときに支援ができる体制の充実も図っていっていただきたいと思います。
 前回、私、12月のときに一般質問をさせていただいて、学校の避難所運営のお話をさせてもらいました。そのときに、学校の避難所運営は自治会とまだ連携ができていないような答弁だったと思いますが、現在その様子はどういうふうになっているか、お答えください。

◎市長室次長(萩野圭一) 学校との連携でございますけれども、ことしの1月に自治会連絡協議会で避難所の担当の割り振りをしていただきました。自主防災組織が一般の避難所と学校の避難所にどういう方が行っていただくか、分けていただきましたので、今後5月ごろをめどに学校の担当と自治連の各担当と顔合わせをして、新しいマニュアルの中にやり方を組み込んでいきたいと考えてございます。
 以上でございます。

◆(久保田英賢 議員) ありがとうございます。その中に、お話を伺うとPTAがまだ一緒に入っていないというような話がありました。ぜひ地元の部分ということに関しては、保護者の組織、PTAが非常に役に立つ部分があると思いますので、あわせてその点も検討いただきたいと思います。
 また、いろいろな取り組みをされております中で、一番大事なのは、やっぱり市民の皆さんに啓発をしていくということで、こういう防災マップ等いろいろおつくりになられていると思います。中を見ますと非常によくできているのですけれども、1つご紹介をさせていただきますと、防災のときの備えとして何が一番大事かというと、食料なのですね。では、30万食で本当に足りるのかといったら、足りません。やっぱりそこは自助のところで、自分のものは自分で用意をするということが非常に大事になってくると思うのですが、家庭内流通備蓄というようなお話を伺いました。その家庭内流通備蓄というものを海老名市としてはどういうふうに考えているのか、お聞かせください。
◎市長室次長(萩野圭一) 先ほどの市長の答弁にありましたとおり、30万食を備えておりますけれども、やはりそれは一時的なものでありまして、家庭内で備蓄していただくことが一番でございます。それで今、お話しのありました家庭内流通備蓄というように、ふだん使いながら備蓄していくというのが現在いろいろなところで話題になっております。海老名市でも防災訓練や防災講話の中で担当の主幹が家庭内流通備蓄について講話をしておりまして、いろいろなところでそういう話を進めております。
 以上でございます。

◆(久保田英賢 ) ありがとうございます。啓蒙というのは非常に大事で、ただ配ったからということで終わることなく、そういう身近なやり方を市民の皆さんにつなげていっていただきたいなと思います。