平成25年3月13日【いじめと体罰について】

2013-03-13

平成25年3月13日(平成25年第1回定例会第4日)
【いじめと体罰について】

◆(久保田英賢)4番目に「いじめと体罰」についてお伺いします。
 いじめについても9月に行われました第3回定例会で取り上げ、このときは、子どもみずからが相談できる力、保護者や先生が気づく力を養うためにワークショップ型研修の導入についてご提案をさせていただきました。実現に至っていないので、引き続きご検討のほどお願いを申し上げます。今回は、いじめの問題も複雑化しており、その対応には先生のスキルアップは欠かせないものだと思っております。そして、市内の教職員みんなが同じくして、そのスキルがなければならないとも思います。
 そこで、海老名市教育委員会には、いじめ問題の対応として作成されている教職員用のマニュアル「いじめへの対応」があります。今年度このマニュアルを改定したということですが、初めに、このマニュアルを作成した経緯や趣旨、改定の内容などについてお伺いします。
 次に、体罰についてお伺いします。大阪市立桜宮高校バスケットボール部主将の2年生の男子生徒が顧問の男性教諭の体罰を受け自殺した問題や、全日本柔道女子監督の暴力問題など、体罰に関する問題が大きな社会問題となっております。この問題を受けて文部科学省は、各都道府県に対して体罰の調査を行うと言っておりますが、海老名市として体罰に対する取り組みについてどのようにお考えか、お伺いします。

◎教育長(瀬戸清規) 4番目の「いじめと体罰」についてでございます。
 まず、いじめにつきましては、滋賀県大津市の事件や昨年12月に本県で発生したいじめが原因と見られる中学生が電車に飛び込んで自殺するという悲しい事件について、大変重く受けとめております。海老名市教育委員会では、従来より、いじめ問題の重要性を認識し、その解決に向けて心の教育の充実を図る、早期発見、早期対応に努める、そして、関係機関との連携を図るという方針を定めております。そして、昨今のいじめの問題の状況を踏まえ、いじめへの対応をより正確なものにしていくため、咋年9月にこの方針に基づいて各学校で4つの対策を実施することといたしました。1つ目といたしまして、年度初めにいじめの解決に向けた方針を全職員で確認すること、2つ目、毎年、全職員で研修を実施すること、3つ目、毎学期、児童生徒へのアンケート調査を実施すること、4つ目、状況に応じて生徒会と教師が連携していじめに対応することでございます。
 また平成24年9月に、いじめの解決に向けての3つの方針やいじめに対応する際の基本的な考え方、具体的な取り組み事例、ネット上の誹謗中傷への対応などをまとめた冊子「いじめへの対応」の改定版を発行し、教職員の指導の充実を図ってまいりました。さらに、教職員のみならず、保護者や地域の方など関係者の理解が大切なことから、海老名市のいじめへの方針、学校などの取り組み、早期発見のための家庭用チェックリストなどを教育委員会だより「えびなの教育」に掲載し、児童生徒の全ての保護者に配付をいたしました。
 次に、体罰についてでございます。昨年12月に大阪市立高校において、生徒が部活動顧問から体罰を受けた翌日に自殺するという事案が発生をいたしました。このことを受けて文部科学省より、体罰禁止の徹底及び体罰に係る実態把握について各都道府県教育長に依頼があり、さらに、それを受けて県教育委員会より、各市町村における体罰の実態把握と体罰根絶に向けた取り組みの推進に向けて部活動及び学校生活全般における体罰の実態把握に関する緊急調査の実施依頼がありました。
 冊子「いじめへの対応」及び現在実施しております体罰の実態調査の内容につきましては教育担当理事から答弁をいたします。
て教育担当理事。

◎教育担当理事(仲戸川元和) まず、冊子「いじめへの対応」についてでございます。教育委員会では、従来からいじめの早期発見、解消の取り組みを進めており、平成19年度に、いじめに対応する際の基本的な考え方や実際の対応手順などを示した冊子「いじめへの対応」を発行し、教職員の指導の充実を図ってまいりました。作成の経緯といたしましては、当時、他県でいじめによって自殺者が出たことがきっかけとなっております。今回は、昨年、大津市で発生した中学生の自殺事件などの痛ましい事態の発生を契機に、全国的に社会問題となっているいじめの問題を受けて、市教育委員会として従来の取り組みを見直し、いじめに対して学校や教職員がより適切に対応できるように冊子の改定に取り組みました。
 改定した冊子は、平成19年に作成した冊子をベースに、これまでの内容をより詳細に示すとともに、新たに具体的な取り組み事例や参考となる資料を加えました。具体的な取り組み事例では、学校が取り組みを行った中で、指導のポイントが的確で効果的な事例を選び、市内の学校での取り組みに生かせるようにいたしました。参考となる資料といたしましては、いじめ早期発見のためのチェックリストを教職員用と保護者用それぞれに作成し、さまざまな方法でいじめを発見できるようにいたしました。また、ここ数年、新たないじめの形態として、パソコンや携帯電話等で誹謗中傷や個人情報の公開等の嫌なことをされる、いわゆるネット上のいじめがふえてきておりますので、情報モラルの指導や誹謗中傷等の書き込みをされた際の削除の方法等について掲載し、新たないじめに対応できるようにしております。
 次に、体罰についての調査の詳細についてでございます。調査の内容は、平成24年4月1日からこれまでの学校生活において体罰を受けたり見たりしたことがある場合、1、どのような体罰が行われたか、2、体罰を行った教員等の氏名、部活動名、教科名、時期、場所、3、被害の状況、4、体罰を受けた影響、5、体罰を受けた後の対処についてなど、児童生徒が保護者と一緒に回答するようにお願いしております。さらに、保護者が体罰について気づいたことや意見を記述できるようにいたしました。また、どのような行為が体罰に当たるかわかるように、体罰の定義について文部科学省が示した文書を同時に配付しました。回答用紙には、学校名、学年を必ず書くこととし、児童生徒名の記名は任意といたしました。この用紙は三つ折りにして封筒になるようにしてありますので、学校を経由せず、直接郵送で教育委員会に届けるようにお願いしております。このような方法で調査を実施し、実態の把握に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◆(久保田英賢)最後の「いじめと体罰」の問題であります。
 時間がなくなりました。シリーズとして、また取り組んでいきたいと思いますが、1点、体罰の問題に関しまして、今アンケートを配っていただいて、私も保護者として回答しました。いろいろな意味で先生たちが誤解を生まないように、そしてしっかりとその内容を教育委員会としても精査いただき、先生たちがやる気を失うことがないような取り組みをして、そのアンケートを利用していっていただきたいと思います。